夜ふかし録

クラリネットの条件検討

猛暑と体調

夏に調子を崩すのはもう恒例。 しかしこの暑さになると、自分の虚弱さがどうのこうのという以前である。7月はじめに暑くなってから1ヶ月経つが、みんな疲れ切っているようにみえる。 夏に調子が悪くなるのはいくつかの理由が絡み合っている。 1. 暑さそのも…

本を読む本をつまみ読みした

「本を読む本」という本がある。読書の仕方を説く本で、ときどきSNSでも紹介されている。 当たり前みたいなことも書かれているが、今回書店で手にとって少し読んでみたら、その一節がとてもよかったのでそのまま購入した。 目の動き 眼球の動きを映画にとる…

響きについてのメモ

言葉づかい 響きが多い/少ない、よく響く音/響かない音、倍音が多い/少ない……という表現をよく目にする。 まず"響き"や"倍音"が何を指している言葉なのか、はっきりしない場合が少なくないと思う。 プロの音楽家同士であればほぼ同じ理解を共有しているのか…

クラリネットでつながる社会

今年は久しぶりに演奏会の予定が2つもあった。この3連休でその2つ目を終えたことになる。 日頃は大学院に所属し、仕事の傍ら一応研究をしているので、頭の中は研究室(ラボ)に合わせた状態になっている。人間関係のあり方や行動様式もそのようになる。これは…

うまく入れなかったSoloをなんとかした話

「大仏と鹿」という曲は中間部にクラリネットsoloがある。譜面上、ものすごく難しいわけではないのだが合奏でうまく入れない・吹けないことが本番直前まで続き、焦ったのだが、本番ではなんとか譜面どおり(?)吹けたと思う。 なぜ入れない・吹けないのかを本…

Toscaの初陣

久しぶりにホールで演奏する機会がありました。 3年ぶりの吹奏楽で、ふだんひとりでせまい部屋でする練習とは音量も演奏内容も何もかも違うので大変でしたが、ホールでの演奏に耐えるリードの選び方や吹奏楽での演奏のコツなど、フィードバックもありました。…

停滞感

少しばかり停滞している。噛み合ってない感。 こういうときはしかし、目の前にあることを粛々と進めていくことが一番大切なのですよね。

続・リードは湿らせたほうが良さそう

前回の続き。 この記事気温と湿度、気圧がリードに与える影響について気温と湿度、気圧がリードに与える影響についてをみつけたので、参考にしました。 なるほど。 夏は高温多湿(梅雨はさらに低気圧) 冬は低温乾燥(関東は高気圧が多い) 湿度だけでなく気圧も…

Rの手習い

Rとそのパッケージであるggplot2を習得すべく練習している。 なぜかというと、グラフ描画が綺麗で、かつ論文作成にも認められる方法だから。 ふつうにPrismを使ってもいいんだけど、個人持ちしてないので… Rそのものに興味をもったのは大学生時代でもう10年…

リードはよく湿らせた方がよさそう

前々回の記事とほぼ同じことですが。 (関東の)冬であり、かつ練習頻度が低いので、吹く前にかなりしっかりリードを湿らせないと、リードがポテンシャルを発揮できないということを実感しました。 もう、1分くらい口にくわえてたほうがよさそう。 なぜか、レ…

詩を読むこと

詠むほうじゃなくて読むほう。 子どもの頃から本は好きだったけど詩は親しみが薄く、なんかそういうのがあるんだなぁ…と思う程度だった。宮澤賢治とか茨木のり子とか、有名な詩人の作品は多少知ってるかな、くらい。 宮澤賢治や茨木のり子の詩を読んでその一…

開けたてリードとの対話

あまり練習はできていません。 12月に開けたレゼルヴクラシック3.5番と、新たに開けたV.12 31/2番を、月曜日に水につけて(2分)、1日開けて今日ひととおり吹いてみる。 レゼルヴクラシックは12月に開けた直後にも水につけているが、季節的に乾燥するからなの…

開けたてリードとの対話

あまり練習はできていません。 12月に開けたレゼルヴクラシック3.5番と、新たに開けたV.12 31/2番を、月曜日に水につけて(2分)、1日開けて今日ひととおり吹いてみる。 レゼルヴクラシックは12月に開けた直後にも水につけているが、季節的に乾燥するからなの…

12月-1月:マンネリズム

ここ2ヶ月ほどはあまり身のある練習はできていない。そもそもがたいした練習ではないから、今はかなり雑な練習です… 仕掛け的には変わらず、B40とレゼルヴスタンダード3番を基本にしていますが、レゼルヴクラシック3.5番を新しく一箱あけて、去年の夏にあけ…

どうしたら世の中はよくなるか?

大仰なタイトルをつけてしまいました。しかも最後まで読んでも、答えはありません。 物価高、戦争、少子化、高齢化…と、さまざまな問題が山積みです。少なくともここ20年くらい、積もりっぱなしのように思えます。 ではどうしたら問題が解決するか。うまい解…

Covid罹患

ついに、、、罹ってしまいました。 保育所から子どもを介して感染。これは第6波でも第7波でも世の中で広くみられた現象で、むしろ今までよく持ち込まれずに済んできたものだと、思っていたところ…第8波の入り口であっという間に捕まってしまいました。 仕方…

2022年10月のリード(レゼルヴスタンダードその後)

レゼルヴスタンダードを使い始めて1ヶ月強。 最初の2回ほどは開けたての不安定さを感じたが、その後は安定し、10枚中5-6枚は練習に使えている。 レゼルヴスタンダードを使い始めるとほぼ同時に、楽器の構え方を少し変えた。今までより楽器をタテにする感覚で…

見直しの時期

友人や同僚から、しんどい話を聞くことが立て続いた。 深刻さはまちまちだが、それぞれの程度で戸惑いや悩みを抱えているようだ。 自分自身もいくつかの悩みのタネがある。 悩みへの対処は、自分のおかれた環境、現実を正しく認識することからはじまる。 身…

2022年9月のリード

今年前半は5RVライヤーに注目していたので、自然とリードは青箱31/2にきまった。 湿度の影響かマウスピースの経年劣化か、7月ごろに5RVライヤーに合うリードがめっきり少なくなってしまったので、それからはB40を使っている。リードは軽めにして、以前から使…

ルピックのベストマッチ

ルピック(56 rue lepic)というリードを私は長年苦手としていたが、今夏気づいたのは B40Lyreとよくマッチする ということ。 B40とルピックの組み合わせだと、音自体が妙に細身になる印象で、なんとなくバランスの悪さを感じていた。(M15にルピックの3.5+は悪…

マウスピースの寿命

5RVライヤー(1)が寿命のようだ。 気づいたら購入が7年前!なので、常識的にはとっくに寿命がきているころ。コンスタントに使っていたのはこの2年くらいで、物理的に摩耗したり傷ついたりというのはここ2年なんじゃないかなと思う。 症状としては、 リードが…

ヒールの厚いリード

ヒールというのはリードの下端部分で、ブランクともいうようだ。 メジャーなリードだと、バンドレンの56ルピックやダダリオのレゼルヴエヴォリューションがヒール(ブランク)の厚いリードに当てはまる。 このタイプのリードのキャラクターがつかみづらく苦手…

2022年6月の仕掛け

5RVライヤーに青箱31/2という、スーパー・オーソドックスな組み合わせが安定している。特にA管RCにはこの組み合わせしかない、と思うほど。 B40にV.12 31/2も、やはり鉄板といえる組み合わせだが、自分のコントロール不足もあって少し音が開き気味・まとまり…

2022年2月の備忘録

クラリネットの話です。 マウスピースとリードと楽器の組み合わせというのは、けっこう流行り廃りがある。また、同じ奏者でも時期によって好みや、相性の良い組み合わせが変化することがある。 2022年2月現在の、自分にとってのひとつの見解を記録しておく。…

BADウィーク

のっけから最悪の始まり方だった。 そのあとも悪いことが続いて身も心もヘトヘトになった。 望ましくないアクシデントが起こると心が折れそうになることもあるが、そこで感情に流されてしまうとまずい。さらなる悪いことを呼び込むことになりかねない。 アク…

個人的な体験とシン・エヴァ

『シン・エヴァ』を観た。(2回目) 考察は詳しい人が既にたくさんしている。 個人的な体験と重ねてその感想をメモしておくと… ゲンドウはやはりユイに会いたかった、ということで、それ自体はもう旧劇から既知の事実だったのだけど、本人の口から思いが吐露さ…

ToscaとAntonio Sanchez

Tosca Toscaをお借りしている。 グリーンラインの楽器ということもあり、自分のPrestige/RCのABセットとはだいぶ印象が変わる。明らかな長所は、評判どおりのダイナミクスレンジの広さと、レガートのつながりやすさだと感じた。 Prestigeに比べて、発音時の…

オリンピック雑感

よい点 選手たちが晴れ舞台で力を出しきるさまは応援したくなる。 テレビで多くの試合をみることができるのも、よいこと それ以外 IOC(国際オリンピック組織委員会)は不遜な組織なのではないか、と感じた 開催国は多額の費用を負担するが、果たしてそれに見…

椎名林檎の23年(後)

しばらくまじめにフォローしていなかった椎名林檎を、事変の新作発表をきっかけに後追いでフォローしてみようという話。 フォローしていなかった期間の主な作品は「日出処」「三毒史」の2つのソロアルバム。これらを購入して聴いてみた。 … 刺さる曲とそうで…

椎名林檎の23年(前)

椎名林檎が好きで、2003年くらいからフォローしています。 東京事変も当然、アルバムを買って聴いており、「スポーツ」までは熱心なファンでした。 「大発見(ディスカバリー)」の頃は、むしろクラシックに興味の中心が移ったこともあってそこまでのめり込ま…