「本を読む本」という本がある。読書の仕方を説く本で、ときどきSNSでも紹介されている。
当たり前みたいなことも書かれているが、今回書店で手にとって少し読んでみたら、その一節がとてもよかったのでそのまま購入した。
目の動き
眼球の動きを映画にとると、子供や未熟な読み手は、一行を読むあいだに目を四回も五回も「固定」することがわかる。(…)こういう癖は読みの速度を低下させる。
精神は目と違って一度に一つの単語や句だけを「読む」わけではない。精神というこのすばらしい人間の道具は、ただ目を通して必要な情報が与えられさえすれば、ほんの一目で一つの文また一つのパラグラフをさえもつかみとることができる。だから、読者の精神のはたらきを妨げる目の固定や逆もどりを第一に矯正しなくてはならない。(…)
英語の文献でも同じで、一定のスピードを保つことがけっこう大切なのかもしれない。
https://honto.jp/netstore/pd-book_01467836.html?cid=ip_sns_mail