鮮烈で毅然とした音、
ふくよかでやわらかい音、
無防備なまでに明るく鋭い音……
クラリネットの音のパレットは非常に広い。
そのため、クラリネット奏者は音色に強くこだわるが、その道は平坦ではない。リードなどの仕掛けは音色を大きく左右するが、仕掛けの準備に費やす時間とコストはできるだけ短くしたい。
そんな考えのもと、手に入りやすい道具で思い描く音色を実現するための条件検討を記録しています。
続きを読む自前で、といってもCloudflare pagesなのですが、ブログサイトを立ち上げました。
はてなブログが嫌になったわけではないのですが、LLMを使うといろいろなことができるので、自前のウェブサイトをつくってみよう、と思った次第です。
Nuovo夜ふかし録
これまでの記事も引っ越ししています。
はてなブログに大きな不満があるわけではないのですが、このブログを移転することを検討中です。
Astroというフレームワークをつかってウェブサイトを作ってみたいと思い、claude codeやcodexの助けを借りてやってみたら実際にウェブサイトを作るところまではできたので、ブログをそちらに引っ越ししてみようかなと。
整ったら、こちらにも一応リンクを貼っておこうと思います。
BD4HDに本当にマッチするリードはなんだろうか?ふだん使っているB40ライヤーとレゼルヴクラシックの組み合わせで練習したあと、BD4HDとレゼルヴクラシックのコンビで練習してみたら、後者の組み合わせは相対的に発音が気難しいと思った。明瞭な発音が出づらく、かつ重たく感じるということ。マウスピースだけを替えてみたから気づくことができた。BD4HDは太くて豊かな音を立てて出しやすいことも実感したので、発音のレスポンスがより良いリードにしたらバランスが取れるのでは?と考えて、レゼルヴエボリューションを合わせてみると、クラシックで感じた発音の問題は思ったとおりに解決した。
BD4HDは懐の広いマウスピースなのだと思う。レゼルヴクラシックとの組み合わせが好きで使っている方もいるだろうし、レゼルヴエボリューションと比較的似ているルピックとか、より発音しやすいだろうと思われる青箱も、受け入れられるだろう。今回エボリューションを選んだのは、ティップがクラシックより薄くつくられていていて、発音に良い影響を与えるだろうと思ったからだ。こうした小さな予想が思惑どおりにいくとなかなか気持ちがいい。
その上で、演奏の素性に影響する、息の入れ方や下唇のテンションなどは、道具の探究と無関係に奏者が怠りなく努めなければいけないことだと知るのであった……。
ふだんB40ライヤーにはレゼルヴクラシックを合わせている。タイトにいきたいときはルピック。豊かさを出したいときはレゼルヴクラシック。レゼルヴクラシックは素朴さがありながら豊かな音色になるのが特徴だと思う。ロングフェイシングのB40ライヤーには、レゼルヴクラシックやルピックなどロングパレットが合う。
BD4HDはミディアムロングフェイシング、開きは115程度で、B40ライヤーとは少し異なるプロファイルをもつ。B40からの移行がしやすい?とも言われ、音のクオリティと吹奏感が近いと捉えられているのかもしれない。
このBD4HDに合うリードはなんだろう?
まずふだん使っているルピック。これは違和感なく使うことができた。V.12も悪くない。レゼルヴクラシックも、悪くない。……このマウスピースは、どんなリードでも合うのだろうか?実際、これらのリードのいずれでも、演奏しろと言われたらできる気はする。ただ、逆にどれがいちばん良かったかというと、それも決めづらい。それくらい懐の広いマウスピースなのかもしれない。どのリードを使っても、まろやかで太い音が出しやすいように感じられる。これはいいことのようにも思えるが、困惑してしまった。(続く)
1年以上、いわゆるスランプから縁遠かったのですが、2025年11月なかばから12月は久しぶりのスランプだった。
具体的には「なんだかフォーカスがしっくりこない」ということ。
11月半ばからなんか変だなぁと感じていて、12月になり確信する。
結果的に、1月に入っておおむねスランプから脱出できたので振り返っておく。
なんだかモサモサして反応がいまいちよくない。反応のよいものを選んでも柔軟性がなく表情に乏しい音。
これはリードそのものの問題だろうと思った。
時期的には秋から冬になり乾燥が進んでいる。
室内気の乾燥によってリードも乾燥する。吹く前にしっかり湿らせて使えば問題ないような気もしたが、しっくりこなかったので、保管時にBoveda 75%を入れて調湿することにした。
これによって、この不快なモサモサ感はかなり解消された。
続いて、それでもフォーカスがあまく決まりきらない感じが残った。これは経験的に下唇が十分に薄くできていないことによると思ったので、下の歯にかぶせる下唇をのばして薄くするイメージで、横と下方向に筋肉でひっぱる。これをするかしないかで発音のレスポンスやフォーカス感がだいぶ変わる。唇が厚いままだと、極端にはアルティシモの音が出なかったりする。
今回のスランプは、おそらく上記2つの要因の複合だと思う。クラリネット歴が曲がりなりにも長いので、あるトラブルがあると原因がおおむね何パターンかに絞れるが、歴が浅いと、そもそも何がトラブルなのかも自覚できなくてもおかしくない。特に複数の要因が併存すると解消に時間がかかり、その状態で練習を続けると二次的に別の問題を生み出しかねない。その意味では比較的早く異常を察知して、対応できたかなと思う。
教訓としては、
唇は薄く保て
リードは調湿せよ
ということになるか。
1日、1週間、1ヶ月、1年と、生活は周期(グルグル)が入れ子になっていて、短いスパンでグルグルどうしを比較しても大きな変化は見出せないが、年またぎでグルグルの同じ位置を比べるとそれなりの変化が見出せるかもしれない。また、グルグルを俯瞰すると、パターンが見えたりする可能性がある。月の満ち欠けのように。
なので、繰り返すグルグルのなかで浮き沈みに一喜一憂するのもそれはそれで味のあることだが、さきを見据えるのであれば、自らの営みに軸をもつのがいいだろうと思う。
失敗も多かったが知見も多かったように思う。
来年は自分にとって節目になるはず。しっかり勉強したいと思います。