夜ふかし録

クラリネットの条件検討

ToscaとAntonio Sanchez

Tosca

Toscaをお借りしている。

グリーンラインの楽器ということもあり、自分のPrestige/RCのABセットとはだいぶ印象が変わる。明らかな長所は、評判どおりのダイナミクスレンジの広さと、レガートのつながりやすさだと感じた。

Prestigeに比べて、発音時の抵抗はやや強めの抵抗を感じたが、これは材料の違い(グレナディラかグリーンラインか)なのかもしれないし、個体差かもしれない。さらには、自分が知らずにつくり出していた抵抗かもしれない。

自分のPrestigeは、普段からTosca、Divineのユーザーに試奏してもらったときも吹きやすいと言われてきたものなので、ストレスのない楽器なんだと思う。

 

理想的な音色が何なのか考えると、まずは明瞭で、それでいて重みがあり、つやのある音だと思う。軽やかさも大事な要素だが、これは音色というよりは、タンギングの質の良さに左右されるのではないかと考えている。

 

Antonio Sanchez

今までサイレントギターで練習してきたが、サイレントはサイレントであって限界がある。

義実家に眠っていたクラシックギターをお借りしたらAntonio Sanchezというメイカーのものだった。ギターの工房のことはよく知らない。弦を張り替えたら問題なく演奏できて、音程もよかったので、昼間の練習はこれでやることにした。