前回の話のつづき。
RCとclose tip opening
M15(openingが狭くlong facing)とRCの相性が良い。息がマウスピースのところで集まってから楽器に入っていくようなイメージ。
R13では、楽器自体の内径が細いため、息がマウスピースのあと、楽器のなかで集合するようなイメージ。奏者〜楽器のどこかで息が集まるところがあると、音の芯がつくられると考えると、なんとなく話に筋が通る気がしてくる…が、物理の話としてもその説明でいいのか、かなり疑問ではある(マウスピースの時点でリードが振動して音が出ているから)。
ちなみに昨年の記事で、RCと5RVライヤーの相性がいい、と書いているが、感覚的には同じ話である。
学生時代、マウスピースに極端な変化をつけてやろうと考えてM15を買い、チャイコフスキーの本番に使ったことがあるが、このときもB40に比べてうまくいった記憶がある。
Twitterでも、"RC M15"といったキーワードで検索すると、この組み合わせが良いといっている人がちらほら引っかかるので、実は有名な組み合わせなのかもしれない。