夜ふかし録

クラリネットの条件検討

秋の訪れと月日の進み

立秋以降

やっと、やっと熱と紫外線の季節が過ぎ去った!!!

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つらかった。リードも難しくなるし、体はおもりをつけて生きているようだったし、高温多湿で良いことは何もない。

毎年夏をやり過ごすのに必死なので、ここ数年は自己流の乗り切り方を編み出しつつある。リード育成の"研究"も、この季節の難しさを乗り越えることがひとつの動機だ。その意味では、夏の暑さも「より上手に生きる工夫」という副産物をもたらしてくれてはいる。

 

近況

楽器は相変わらずひとり練習に勤しんでいる。大学院生としての活動や立て続けにあった法事などでやや忙しく、練習もさほど身が入っているわけではない。

 

雑感(飽きもせず、RCとR13について)

RCとR13の違いについて、さらには太管と細管の違いについてずっと考えている。

自分にとっては、モラゲスの音とカロゲロ・パレルモの音がRCの音の代表格である。あるいは橋本杏奈さんの音(彼女はPeter Eatonを使っているそうなので、RCというか太管ということになろう)。一方、R13の音は色々あるが、師匠の音、それから、細管という範疇ではカルボナーレの音(セルマーのレシタルはR13よりはるかに細い内径の楽器だそうです)。

 

以前から考えているとおり、RCのような太い内径の楽器はより響きのスペースが大きいように感じられる。一方、R13のように細い内径をもつ楽器は、凝縮された音の芯の存在感が強く、響きはその周囲にまとわりついている印象を受ける。

上手な人が吹くとどちらの楽器もよく響く。

ただ、楽器の特性が強調される演奏では、RC系ではその響きの豊かなcapacityが、R13系では強い音の芯が独特の個性となってあらわれると思う。

 

こういったことを考えていても楽器はうまくならないが、自分が楽器を使ってどんな音を出したいのか?を考えることは良いことだし、出したい音を出しやすい楽器を使うことは近道になると思うのです。