夜ふかし録

クラリネットの条件検討

理想の吹奏感

前稿ではリードのお話。

このエントリーでは、楽器そのものに関する疑問と考えをメモしておく。

 

私はBuffet CramponのRC prestigeという楽器を使っていて、もう11年経つ。その前は学校備品のRCだった。ということは15年以上、RC系統の楽器を吹いている。

ほかにもR13や、Festivalという楽器が世の中にはあり、別メーカーだとSelmerにRecitalやPreviledgeがあるほか、Backunやヤマハにも様々なラインナップがある。

 おそらく楽器メーカーによって設計思想が違うので、Prestigeになくて他の楽器にあるもの、もあるんだろう。

 

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Prestigeは音程が良く、明るく素直でコンパクトな印象。抵抗が強いけどパワフルだとか、モノとしても吹き心地としても重いけど他にない音色だとか、そういう個性の強さよりも、磨き上げた中庸という哲学を感じ、気に入っている。最近少し気になっているのは、もう少し抵抗が大きくてもいいから、より安定感のある楽器だとどうなるのか?ということ。

Prestigeは中庸なので、別に不安定というわけでもないのだけど、クランポンの個性なのか、それとも私の気のせいなのかわからないが、やや音の線が細い感覚はあるんだよね。

 

いや、たぶん自分の腕のせいなんだとは思います。ただ他の楽器と比べてどうなのか、特に今まで使ってこなかったR13系の楽器というのはすごく気になる。

 

ところで安定感については、リードに求めることもできる。一般に、硬めのリードでは音に安定感を得やすいと思うのだが、逆を言えば、自分の奏法では柔らかめのリードで安定感を失いやすいということでもある。

 もし、楽器を変えることでベースの安定感が増し、結果的に自分の使えるリードが柔らかい側に広がるのであれば、そういうバランスの取り方もアリだなと思った。(ここまで全て妄想)