夜ふかし録

クラリネットの条件検討

リードならし

新品のリードの扱いは慣れが必要だ。

まず、「ならし」が必要で、いきなり演奏の実用には使えない。耐久性もないといわれているし、吹きやすさも本来の性能を発揮できていないものが多い。

 

世間で言われていること

「ならし」は色んなやり方が言われていて、プロでも統一されてはいない。ダダリオ社のウェブサイトに紹介されていたり、プロのなかには自分のやり方を紹介している人もいる(ジャズクラリネット奏者の北村英治さんなど)。多くの場合、ぬるま湯に数秒から数分つけてから清潔な布などで拭き、数十秒から数分、ロングトーンや音階などを吹いて、あまり長時間使わずに休ませる。これを数日おきに繰り返していくと吹きやすくなり耐久性も出てくる(調子が安定する)と言われることが多い。

 

イデア

水分を含ませて…という部分に関しては今回特別なアイデアはない。

実際の吹きならしとしては、新しいリードでは、低音域からシャリュモー音域にかけてロングトーンをしていくのが効率がいいのかもしれない。特に、低音域を鳴らしたあとにレジスターキーを用いて12度の跳躍を行うと、低音だけをロングトーンするのに比べてリードのなれ方が早い気がする。

例: 低音域のミ(クラリネットの最低音)→レジスターキーを押したシ(B管でオーケストラのチューニングで使う実音A)