メインでつかうリードはV.12の31/2でほぼ決まっているんだけど、ダダリオやバンドレンは数年に1回新製品をだすし、奏法をチェックする意味でも、常に複数種類のリードを試すようにしています。
V.12以外にも、旧リコのThick blankや、レゼルヴ・クラシックは比較的相性がいい。
逆に、現ダダリオのレゼルヴ・スタンダードや、バンドレンのルピック56は苦手で、硬さを変えて何度もトライしているけどしっくりこないものが多い。
よくわからないのは、バンドレンの公式資料ではルピック56の3.5はV.12の31/2よりやや柔らかいはずなのに、実際には発音時の抵抗もロングトーンの抵抗も大きいように感じること。
このため、ルピック56を試すときは3番を買っているのだけど、これだとさすがに柔らかすぎる感覚で、結果的に丁度いい硬さのリードと出遭いづらいと感じる。
たぶん理論上は対比表の通りの硬さなのだろうけど、リードの厚さ分布がモデル間で違うために、こういった感覚の違いが生まれているんじゃないかと思う。
ルピック56は、リードのおしりにあたるヒールがかなり分厚く、その代わりに幅は細く、ティップ(うすい部分)からヒールにかけて絞り込まれるような形になっている。これはTraditionalやV.12とはぜんぜん違う形だが、V.21はこの設計を踏襲している。
V.21は、ルピックに比べると吹奏感がV.21に近いため、今後自分なりに使いこなしたいリードです。