夜ふかし録

クラリネットの条件検討

2013-01-01から1年間の記事一覧

相変わらず

記憶はいまも鮮明なので、生々しく思い出されるときにはこれからもずっと苦しい気がする。意識の電源を落としてしまいたい。

出会いがあれば別れも

いつも気を確かにもつことは意外と難しいものだと感じました。ところでもう最愛の彼女が亡くなって1年近く経つわけだけど、今もって記憶の中でかわいらしく在り続ける彼女に敬服する。もう、どうしてそんなにかわいいのか?…なんだかアブナイ人みたいなかん…

あ、暗くなった

またマウスピースの話です。B40とB40lyreについて。B40は"Medium Long"のFacingと1.19mmのtip openingを持つマウスピースです。これはfacing「ちょい長」、tip open「大」のスペック。長いことB40一本できた反動か、大学入学以来ほかのマウスピースへの興味…

奏法はなんのために

こんなことありませんか。短い時間だけ、いい音で吹ける。いい音だけど、連続して吹くと実は疲れて吹き通せない。それでもオーケストラでは(連続して演奏する時間が比較的短いので)そこそこ通用してしまうかもしれない。でもそれは落とし穴で、健全な奏法…

男はつらいよ期

男はつらいよ期なるものを提唱したい。人生における、男はつらいよと言うほかない状態とそれが続く期間、の謂いである。ぼくの人生はいつからか男はつらいよ期に差し掛かったようである。

Inception、鷲田清一、初夏の休講

(1)Inceptionインセプションは2010年の映画で、映画館でも観たんだけどちょくちょく見返している。突っ込みどころもないわけではないし、注意深くみているとあれ?と思う瞬間もあるけど、自分にとってはそんなのどうでもいいな、と思える映画。「作戦」の目…

AMOUR、谷崎、病態生理

(1)アムール!愛!今日の記事は愛について…ではなくて、このあいだAmourという映画を観たのでした。http://www.ai-movie.jpあらすじもろくに読まずに映画館に行ったんだけど、思いのほか圧倒されて映画館を出ることになった。奥さんがピアニストである夫妻の…

重力場?

あれ?物理にでてくる慣性力のかかったつり革みたいですね。もちろん、アパートの廊下に加速度がかかっているわけでも、風が吹いているわけでもない。毎年この時期から晩夏にかけてクモが巣を張るのでこんな風になる。最初の夏はじめて見たときは一瞬驚いた…

2013年3月〜7月の仕掛け

マウスピース:B40リード:Vandoren traditional-3, V.12-31/2リガチャ:クランポン/Vandoren M|Oリガチャー3月の演奏会でM15が自分にもつかえるとわかったから安心することにしてB40に戻した。戻してみたらB40で出てくる音が少し変わったように思う。M15は…

こころのリハビリはつづく

隣にいる人は死んでしまった人とは違う人だそのことを毎瞬間思い知らされたりもする、それを今隣にいる人に申し訳なく思いもするが、これから先の人生にとってはあきらかに必要なステップ。昨夏のことがあって一度死んでしまったあとのような気持ちで、人と…

あたらしい季節・内科学・福井

滞りがち。短報的にいくつかだけ書いてみることにする。(1)春から夏へ春っていったいなんだったんだろうってくらい、寒い春で気がつけば初夏です。すでにすこしムワッとする湿度だけど、車からみえる緑は小気味よくてあかるい気分にさせてくれる。まだ新しい…

連休準備

GWは休みではなくたたかい。金沢と東京を2往復するそのためにいろいろやっておかなくちゃいけないことをやり、同時並行で神経休めて、楽器にもさわる。気は張らない。3月の演奏会の録音を聴いているけど、M15の長所が出ていて今までにない感じ。全体を見渡す…

春 printemps

春です。金沢もようやく暖かくなってきましたといって桜ではなくハナモクレンをあげるあたりアマノジャクかも春休みは自分としてはめずらしくアクティブ!に旅行。北米大陸にも上陸したし、箱根、京都にも行きました。この4月からは病棟での実習が始まり、に…

余震余波

大きな地震の余震が段々とおさまっていくのと似ていて、大きな悲しい出来事の長い尾も徐々に小さくすぼんでいくけれどその小さな余震は小さいけれどあのときの恐怖を思い出させる、悲しさを覚えている者は勝手にその悲しさを思い起こしてしまうものなのだほ…

M15とB40

悲愴の本番は予定通りM15で臨みました。ホールでの練習をマイクで録音するとよくわかるけど、遠鳴りするマウスピースで、pppppを(自分としては)大胆に落としてもしっかりマイクに入っていました。この点が長所に思えたので今回の本番、そしてその後の追い…

節目

この3月はいろいろな節目となりました。(1)フィルハーモニーでの節目カレッジコンサートでの「悲愴」演奏。もう四年目となるオーケストラでのキャリアもこれをもって一区切り。団内の通例からすればとっくに引退なのだが、人数不足と、このタイミングでの「…

言葉

言葉を発明したサルは、こんなことになるなどとは思っていなかったに違いない。おそらく最初は単純な意思疎通の手段に過ぎなかったはず。だが、指示語が生まれ、三人称が生まれ、抽象的な概念を汲む器にまでなったときに、言葉は当初の目的を果たすより遥か…

アクセスのダイレクト感

調子が悪いわけではないんだけど、どうも不自由を感じる。楽器のこと。アンブシュアが悪いというか、なにか余計なことをしている、回りくどいことをやっている自覚。リードにコンタクトしている下唇、息が音になる効率、そのあたり。音楽的にも重心が上のほ…

ひきこもり日記

本を読むことと外に出ることのどちらかをしないと頭は腐ると思う。家にいて本を読むならできるだけ自分の知らない作家に挑戦するか、よくわからない本を読んだほうがいい。外に出ることはそれ自体が小さくない刺激なので、たとえ人に会わなかったとしても出…

ブルッフ

8つの小品Acht Stuckeという連作を練習している。ブルッフの曲は初めてだけど、8つある小曲はどれも個性を持っていて、あまり有名ではないけど魅力をもっている。ロマンティックな楽想が全体を覆っていて、その雰囲気を表現できるかがひとつ鍵になる。ロマン…

二月がくる

写真を撮りたい、練習もたくさんしたい、できれば本も読みたい、研究室にも顔を出したい、でも、追試が3つと本試が1つある。 思っていたより慌ただしくなりそう。M15を研究してる時間はないかも。B40で硬めの音色に変わりつつあることは確認できたので、なん…

画角

いろんなレンズについて調べるといろんな人の作例に行き当たり興味が湧いてくる。人間の視野に近いのはフィルム換算50mmのレンズだというが、一人ひとりにとって好みの画角というものがあるような気がする。(その好みが個人の何によって決まってくるのか考え…

音づくり

汎用性の高い音を出したい。つまり、輪郭もはっきりしているがほかの楽器とも調和する、音程のいい通る音。音色だと思っているもののある部分は実は音程で、ある部分は実は発音で、ある部分は音量の変化なのではないかな。近くで聴くのと遠くで聴くのとで印…

SIGMAレンズ

せっかくミラーレス一眼を買ったので、その性能を発揮できるレンズが欲しい…と思っていたら、評判のいいシグマの30mm F2.8 EX DNが1万円以下の値段まで下がっていたので、これをポチっとしてしまう。GRdigital2で撮影巷の写真ブログのようにさっそく作例…と…

M15をちゃんと使えるように

したいなと思って、正月に御茶ノ水で硬めのリードを揃えた。(M15はロングフェイシング・狭オープニングのマウスピースなので、31/2以上の硬いリードがマッチする設計のようだ。逆にmedium long,広オープニングのB40は3くらいの柔らかめのリードがマッチする…

教則本

今つかっているエチュード。Klosé 日課練習Excersize journalierLancelot 15のエチュード Quinze étude画像は25のエチュード。クローゼの方は「曲」というよりは、跳躍やまぎらわしい運指を含むさまざまなパターンを集めた本という感触。もちろんテクニック…

時間が経つことと忘れること

あることが起こってから時間が経過することとその出来事を忘れることは似ているけれど少し違うことだ。時間が経つと、出来事以降の状況に慣れるのである。慣れざるを得ない、そうでなければ生きていけないから。慣れてしまうと、当初あまりにも過酷に思えた…

いや、彼女と彦根にいったとき、高速の追い越し車線を駆け抜けていく青いプジョー405(たぶん)を見て「あの車 好き」って言ってたのを思い出しただけ。

QBをやりつつ

休み中にため込んだ音楽データを、MacBook内蔵HDDから外付へ移行したりしつつ、カレーを食べつつ、コーヒー飲みつつ。やっぱ自分のつくった自分の部屋は快適だねー

休み終わり

久々の長い東京生活でした。実家は休まるなぁ…最終日の今日はたっぷり寝て、昨日にひき続きクラの練習。悲愴ではつややかな音を志向したいので、そういう演奏に向いてそうなM15をおっかなびっくりしつつ試してみた。ロングフェイシングだけど咥える場所は浅…