夜ふかし録

クラリネットの条件検討

きれいな思い出

秋冬になると体調が楽になる。やっぱり夏は生きているだけで疲れると思う。

10月に入って少しした頃に気温が下がって、その途端身体がなんとなく軽くなったようだった。夏をよく頑張ったと自分を褒めてやりたいくらいだ。ひと仕事だ。

 

11月にもなると、午後の日射しはもう西日になっていて、建物を照らす光もあたたかい色がついている。

 

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すると、金沢のことを思い出す。金沢の秋にいい思い出があったのだろうか?あんまり具体的なエピソードは思い浮かばないけど… 金沢は雪のせいで冬が大変だし、春は春と呼ぶには寒すぎるので、消去法的に、秋がいちばん過ごしやすかったからかもしれない。

 

金沢のことを思い出すと自動的に彼女のことを思い出すことになる。これはもう、仕方ない。

客観的に考えると、金沢に住んでいた6年間のうち、彼女と親密にしていたのは約2年くらいであって、おわりの2年半はもう彼女はいなくなってしまったので、時間的には3分の1くらいだ。だが、土地の記憶として中心的になってしまっている。

とらわれ過ぎとも言えるかもしれないが、その記憶は信じられないくらい良い思い出なので、余計にその印象が強化されることになる。

 

しかし、、

もはや五回忌も過ぎてしまった。一周忌までは途轍もなく長かったが、三回忌、五回忌は実感が無いほどはやく来た。つまり、自分の中ではあんまり時間が進んでいない実感なのだろう。

それでもいいかなと思っている。現時点では、このことがそんなに不健全とも感じないから。

 

 

仕事は最近リズムを掴みつつある。そろそろ、プラスアルファの努力が必要な段階でもあります。