夜ふかし録

クラリネットの条件検討

オカルト耐性

私見です。

 

インターネット、SNSでかしましく議論される諸々を見るにつけ、今やどんな話題もイデオロギッシュに料理されてしまうんだなぁと思います。今や、というか元々そうなのかもしれません。

 

 そんな中でやや「狂信的」な人々もみられます。これはいわゆる左派にも右派にも、リベラルにも保守にもいる。

こういう方々の論調をみていると、なんとなくオカルト/陰謀論を信じる人たちの語り口に似ている部分がある。

 

 政治信条、思想というのはもしかするとオカルトなのかもしれません。

 共通点は、いずれもロマンティックだというところではないでしょうか?

 

ロマンティックなものは、生活に彩りを添えてくれるし、芸術の源ですが、それを実生活にそのまま使うことはできないと思います。あるとしても場面はかなり限られるでしょう。

 

 でもロマンティックなものは魅力的なので、人々の頭のなかを一時的にせよ支配してしまうことがあるんですよね。

 

 ロマンティックなものに心をときめかせることは人生の彩りになるのでよいことですが、それを自律・自制できることが併せて必要なのではないでしょうか。

 

 そのためにはしっかりロマンティックなものに浸かる経験も必要かもしれません。早めの免疫という意味ですね。

 そしてもう一つは、一定の背反な教義をもつ別々のロマンティシズムを、同時に摂取することもいいかもしれません。

 

 そういった相対化を経れば、ひとつのロマンティシズムに没入することが実は「無防備」なのだとわかるかもしれない。

 

そんなふうに考えました。

 

私見です。