夜ふかし録

クラリネットの条件検討

昔をなぞる

休みに入ったので、板橋に帰省している。予定はあまり入れていないが、今日明日と母校の卒業式で演奏することになっている。今日は練習。

 

地元の駅から池袋に出て、雑踏を分け歩いて学校へいき、練習して、また雑踏を歩いて池袋から電車に乗る。途中で店に立ち寄る。という流れが高校生だった頃の一連の「おなじみ」だ。卒業してからはやらないから今となっては「昔なじみ」だ。

それを2014年の3月の自分がやってみると、同じ風景も違ってみえる。よくあることだ。

地元は都会ではないくせに、住んでいる人はけっこう利己的でそれを隠そうとしないな、とか。池袋を歩く人たちは意外とお行儀がいいものだな、とか。量販店の店員は意外とちゃんとしてないな、池袋の空は案外広いけど、やはり空気は澄んでいないな、新宿や原宿に比べると街のアイデンティティがあいまいだな、とか。

そしてそんな街の空気を吸って育った自分を思い返すのだ。

 

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この街には彼女の記憶はないはずなのだが、彼女を思い出すしかない瞬間がたくさん潜んでいるものだ。