夜ふかし録

クラリネットの条件検討

FMラジオ的

東京で聴ける、J-WAVEとかNack5というような「FM局から流れてきそうな(そして流れてきたら気分が変わりそうな)J-Pop」というジャンルが、僕のなかには確固たるものとしてある。

PETROLZ(ペトロールズ)がそれであり、宇多田ヒカルもそのひとつ。

CAPTURE419

Problems

HEART STATION

音楽のつくりが似ているわけではないけど、音の作り方の志向、都会的な洗練を感じる。
宇多田の詞は、ブームのとき(それほど熱心に聴いていなかった)思っていたよりだいぶ生身の言葉です。それに加えて詩情があるところが非凡なところ。「最後のキスは煙草のフレイヴァーがした」なんて書けるティーン、恐るべし。
5、6年前は流行ってるなぁくらいにしか思っていなかったけど、この秋になってはじめてズキッとハマッテしまいました。


ペトロールズは曲と詞をギター兼ヴォーカルの長岡亮介さんが受け持っている。(アレンジは3人でやっているそうです)まずギター・ベース・ドラムスというミニマルな3ピースというところが渋い。夜の遠い街明かりに照らされる旧いフランス車のようなツヤがあります。ギターも歌もベースもドラムもうまい。
特にギターの変幻自在な音色は日本のロックバンドにはなかなか見当たらないのでは?

夜の車の中で聴こえてきたらうれしい。隣に気のおけない仲間がいたら、もっといい。