夜ふかし録

クラリネットの条件検討

医学部のなかみ

ふと思いついたので、医学部の学生がどんな勉強をしているのか、どんな生活を送っているのか書いてみようと思う。もちろん個人差があります。
僕が受験生のとき、医学部は忙しくてふつうの大学とは違うとか受験生の頃のほうがマシだとか、そういうウワサは聞くものの実際にどんな生活なのか教えてくれる人がそばに居なかった。過去の自分が読んで参考になるかどうかを一つの尺度としたい。


―本当に忙しいのか?
忙しい。1年生の頃は教養課程だったので他の学部と同じか、それ以上にヒマだった。
しかし専門教育の始まる2年生以降は毎週15コマくらいは入っている。15コマなら普通だと思うが、午後がまるまる実習で夜までかかったり、4年生では毎週20コマ(毎日4コマ)以上がずっと続く。4年では臨床科目の講義がメインなので、教える先生は大学病院に勤める医師で、診療の都合もあって1限(9時ごろ開始)と5限(終わると18時)はほぼ毎日入っている。
つまり拘束時間で見ると9時-18時。普通の高校生より学校にいる時間が長い。

―お勉強の内容は?
これは大学によって大きく違うかもしれない。特に私立大学医学部では早くから専門教育が始まるし、聞くところによれば国家試験対策の講義もあるとか。

1年生 一般教養科目+分子生物学、医学概論的なエライ人のお話
2-3年生 基礎医学(解剖学、組織学、生理学、病理学、生化学、公衆衛生学などなど)の座学と実習がメイン。目玉はなんといっても解剖学実習でしょう。
4年生 臨床医学講義 内科外科産婦人科etc.のいわゆる系統講義がはじまる。系統といってもあまり体系的ではない(うちの大学の場合)。知識を系統立てて覚えるには個人の工夫が必要。ただ、試験(覚えた知識のアウトプットだったり、◯×クイズ方式だったり)がイヤというほどあるので、医学の常識くらいは何もやっていなくても身につく。
5年生6年生 自分が未経験のゾーンなので知った口はきけないが、病院が主な学びの場らしい。ほんとうかな…