夜ふかし録

クラリネットの条件検討

10年の変化と死別の影響

2011年。震災があり津波があった。

2012年。死別があり大きなショックを受けた。

2012年以降、5年以上にわたり、死別は尾を曳いた。

 

自身の感覚として、2012年からの数年間、頭の回転が遅くなり、それまでできていたことの一部でよく失敗するようになったと感じた。凡ミスが増えた。自分が馬鹿になったように感じることが増えた。

そして、2018年以降、そうした感覚は徐々に薄くなり、むしろ自己の能力が多少向上したような感じがある。

 

振り返るとこれは、いくつかのことが並行して起こっていたように思える。

(1) 実際に、認知機能が少し低下していた。

(2) 自己効力感が損なわれたなどの理由で、自己評価が下がった。

(3) 実際に、自己の能力が向上した。(20代後半の数年なので、この時期に認知機能が向上あるいは生活空間に適応したとしてもおかしくはないと思う)

 

(2) は、死別による心因性の現象といっていいと思う。細かくいうと、社会人になり、初めてのtaskに日々さらされ、ストレスを受けていたことも(2)に結びつく。

 

検証が難しいのは(1)だ。

自分の考えでは、やはり死別後の少なくとも

1-2年は認知機能低下があったのではないかと思う。しかし、(3)で全て説明できるようにも思う。ここの検証は難しい。

気になるのは、仮性認知症として知られる現象だ。日常生活は送れていたわけだから認知症のレベルではなかったと思うが、新幹線の切符を買い間違えるなど、手続きの不注意が増えた。

死別の影響がごく軽度の仮性認知症として現れていたと考えると、自分としては腑に落ちる。

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