夜ふかし録

クラリネットの条件検討

新型コロナウイルスへの恨み言

新型コロナウイルス。今年の初頭には2019 novel coronavirus(2019-nCoV)と呼ばれ、のちにSARS-CoV-2と改められた。Covid-19はSARS-CoV-2に感染して起こる病気の名前だ。

 

今年2020年は言うまでもなくコイツのせいで、世界中めちゃくちゃである。国から個人までみんな困り果てている。

 

コイツの困ったところは色々あるが、個人的に強く感じるのは、「社会」の発生するところにコイツの伝播の場があるということです。

たとえば飲み会。カラオケ。合唱の集まり。

ある程度の親密さをもって人が集まるところにコイツの伝播の機会がある。

「人間は社会(ポリス)的動物である」とギリシャの誰かが言ったけど、その「社会」を利用して伝播するからみんなこれだけ困っているのだと思う。

 

 私はそんなに頻繁に飲み会に繰り出す方でもないけど、今日みたいに寒い日には友達に声をかけて鍋をつつくなり酒を飲むなりしたいし、去年までそうしていた。

それがコイツのせいでまったくできないんである。仕事以外で家族以外のヒトと会って話す、ことが極端に少ない今年には、そのことのありがたみが例年にない切実さで身に染みる。

 

そういう欠落や禁止のかたちで、やはり人間は社会的動物なんだな、と実感するのが今年の暮れなんだろう。