夜ふかし録

クラリネットの条件検討

Tommy Emmanuelの逸話

Tommy Emmanuelというのは、スチール弦ギターの名手で現役奏者のトップランナーといわれる一人だそうだ。(まだギターのことはよくわからないが、初心者の私でもその名前を知ることになるくらい有名なのでしょう)

 

 そのTommy Emmanuelの発言とされるもので、興味深いものがあったので引用する。

 

「いつも同じ弦を張っていると、ギターがその弦に慣れすぎてその弦の豊かな倍音や美味しい部分が段々と出なくなってきて、その弦ではもう良い音がしなくなってくる。

以前のツアーではいつもD'Addarioを使っていたけれど、ある日何か微妙だったのでMartinの弦に張り替えてみたらまたギターが復活したように良い音になったんだよ。

D'Addarioの弦が悪いわけではなく、単にギターがD'Addarioの弦に慣れすぎてしまったから。」

 

引用元:

http://blog.livedoor.jp/masato_guitar/archives/52821561.html

 

これは、クラリネットでいえば、「同じ銘柄のリードをずっと使っているとクラリネットがそのリードに慣れすぎて、そのリードではもういい音が出なくなってくる。」といっているようなものだ。

 そんなことがあるだろうか?と直感的に疑問に思う。プロでも、たとえばバンドレンの銀箱の31/2しか使わない、という人はいるだろう…。クラリネットの世界で、上のような言説はあまり信じられていないと思うが、果たしてどうだろうか。

 

 自分としては、上記のような信念があるわけではないが、奏法の偏りをなくすために、ある程度幅広い種類のリードで不自由なく演奏できるような奏法を身につけるべきだとは思っています。