夜ふかし録

クラリネットの条件検討

2022年10月のリード(レゼルヴスタンダードその後)

レゼルヴスタンダードを使い始めて1ヶ月強。

最初の2回ほどは開けたての不安定さを感じたが、その後は安定し、10枚中5-6枚は練習に使えている。

 

レゼルヴスタンダードを使い始めるとほぼ同時に、楽器の構え方を少し変えた。今までより楽器をタテにする感覚で構えると、アンブシュアが安定して息が楽になり、効率も良くなり、高音域の発音が改善したように思う。

構えを変える前を思い出すと、長く吹いているとアンブシュアが維持できなくなり、発音のトラブルが頻発していたが、変えたことによりかなり持つようになった。

個人的にはここ数年で一番の変化だし、クラリネット歴のなかでもインパクトの大きい変化だった…大学時代に気づいていれば数々の苦労やトラブルが解決しただろうに。

 

レゼルヴスタンダードに変えたことと直接の関係はないと思うが、新鮮なリードで息に対するレスポンスがわかりやすくなったことで、より良いポジションを探すことができたのかもしれない。

 

今のところ1ヶ月安定して維持できているので、リードやマウスピースが変わっても維持できれば本物の改善だと思う。

 

なお音色は明るめになる。

見直しの時期

友人や同僚から、しんどい話を聞くことが立て続いた。

深刻さはまちまちだが、それぞれの程度で戸惑いや悩みを抱えているようだ。

自分自身もいくつかの悩みのタネがある。

悩みへの対処は、自分のおかれた環境、現実を正しく認識することからはじまる。

 

身辺を見直して対処すべき時期なのかもしれません。

2022年9月のリード

今年前半は5RVライヤーに注目していたので、自然とリードは青箱31/2にきまった。

 

湿度の影響かマウスピースの経年劣化か、7月ごろに5RVライヤーに合うリードがめっきり少なくなってしまったので、それからはB40を使っている。リードは軽めにして、以前から使っているV.12 31/2に加えて、レゼルヴスタンダードの3を1箱買った。

今回、レゼルヴスタンダードは10枚中有望そうなのが6枚、厳しそうなのが4枚でした。こんなもんかな、というところ。

 

私の場合、新しいリードを開けたらまずは水に1分くらいつけて、その日は練習には使わずに水を拭いて風通しのいい場所にしまっておく。翌日以降に練習につかうがセオリーどおり短時間の試し吹き程度にする。

その次以降は、リードの先端が透けてくる前に交代させる。

 

このステップを踏まずにいきなり長時間吹かないほうがいいとされているし、経験的にもすぐにだめになってしまう。

このあたり、凍結してある細胞を融解してしばらく培養するのと似てるような気もするけど、文章にしてみたらそうでもないな。

ルピックのベストマッチ

ルピック(56 rue lepic)というリードを私は長年苦手としていたが、今夏気づいたのは

 

B40Lyreとよくマッチする

 

ということ。

 

B40とルピックの組み合わせだと、音自体が妙に細身になる印象で、なんとなくバランスの悪さを感じていた。(M15にルピックの3.5+は悪くない組み合わせだったが、なぜか常用するには至らなかった)

 

ルピックが発売されたのは2005年頃(数年ずれているかも。ただ2000年ではなく、2010年でもない)で、同じバンドレン社のマウスピースのMシリーズラインナップが充実してきた時期と同時期になる。

だから、というのも根拠が弱いけど、ロングフェイシングマウスピースとマッチするのかな?と思った。

B40系かつロングフェイシングなマウスピースは、B40ライヤーが該当する。

ということで、この組み合わせにしたら先述のアンバランスさがなく、素直に反応する感触だった(音色はまろやかかつ少しスリムな印象。B40とV.12の組み合わせよりは細身といおうか)。

 

知っている人には当たり前なのかもしれない。

個人的には、5RVライヤーに青箱、B40に銀箱、というのと同じくらい、「B40ライヤーに黒箱」は安定する組み合わせだと認識した。

マウスピースの寿命

5RVライヤー(1)が寿命のようだ。

気づいたら購入が7年前!なので、常識的にはとっくに寿命がきているころ。コンスタントに使っていたのはこの2年くらいで、物理的に摩耗したり傷ついたりというのはここ2年なんじゃないかなと思う。

 

症状としては、

  • リードが全然合わなくなる
  • 息の通りが悪い気がする
  • (その結果として)楽器を吹くのが楽しくなくなる

昔からよく言われている徴候のようですね。

ここ数年、クラリネット吹きのYouTuberも出現し、こういったマイナートラブルに関する情報も得やすくなったと思う。

B40(3)を使ってみると息の通りがよく、これこれ!という感覚になったので、しばらくはこれでいこう。

 

5RVライヤーはいいマウスピースだし、私のA管RCとの相性が良さそうなので、時間のある時に後継を選びにいきたい。

ヒールの厚いリード

ヒールというのはリードの下端部分で、ブランクともいうようだ。

メジャーなリードだと、バンドレンの56ルピックやダダリオのレゼルヴエヴォリューションがヒール(ブランク)の厚いリードに当てはまる。

 

 このタイプのリードのキャラクターがつかみづらく苦手意識があったが、最近徐々に扱い方がわかってきた。

自分の場合ルピックはB40ライヤーとの組み合わせが安定するし、レゼルヴエヴォリューションは案外、5RVライヤーやB40との組み合わせも合っていると思う。

 

ルピックとライヤーでないB40の組み合わせだと、音が細身の印象であんまり好みではないが、レゼルヴエヴォリューションだとその短所も感じないので、すこし不思議でもある。spineとかハートと呼ばれる部分などのデザインが違うので、ヒール以外のデザインが影響しているのだろう。

2022年6月の仕掛け

  • 5RVライヤーに青箱31/2という、スーパー・オーソドックスな組み合わせが安定している。特にA管RCにはこの組み合わせしかない、と思うほど。
  • B40にV.12 31/2も、やはり鉄板といえる組み合わせだが、自分のコントロール不足もあって少し音が開き気味・まとまりづらく感じることもある。B40ライヤーは同じ方向性のまま、まとめやすく感じられる。
  • V21は、V.12よりさらにやわらかくスムーズな音の印象になる。音が開きやすく感じる。B40よりはB40ライヤー、さらにはM15との組み合わせがよさそう(試行錯誤中)。つまりロングフェイシング向きなのだろう。
  • 志向として、まるい音・やわらかい音という軸だけでなく、「濃い音」を目指したいと思い始めている。
  • BD4, BD5などの比較的新しいモデルにも興味はあるけど様子見に徹している。