夜ふかし録

夜がふかまると目が冴えてくる

retrospective研修医生活

私は現在後期研修1年目。専門科に入って1ヶ月と少しというところですが、自分の研修医時代を振り返って、こうすればよかったとか、これが足りていなかったと思うことは少なくない。もしかしたら、誰かの役に立つかもしれないので、そういった思いを列挙してみることにする。

 

  • 主治医の責任

3年目になって思うのは、やはり同じ「主治医」でも研修医と3年目とでは重みが違うということ。これは、研修医時代の自分の意識の低さによるところもあると思う。指導医たちの意識が、研修医に対するのと3年目に対するのとでは異なっているのも、あると思う。現在の初期研修システムではやはり、初期研修医はダブルチェックの対象というか、守られている(裏を返せば信用されていないとも)と思う。一生懸命やっている人であっても、システム的に、そうなっている。それは良いことです(研修医に全責任を負わせる研修機関は好ましくない)。ただ、研修する側は、守られていることを意識しつつ、過度には意識せず、責任を自覚すべきですね。

 

  • わからないことを訊くなら研修医のうち

これは有名な話。なんでもかんでもわかんなーい、では研修医としてもダメですが、たとえばある科では常識だが他の科では常識でないことを、素朴に質問できるのは研修医の特権かもしれない。自分の場合、2年目はけっこう訊かずに過ごしていたなと思う(わかることが増えて聞く必要がなくなったのもあるが、2年目にもなってこれを訊くのか?と思って訊かないことも少なくなかった)。2年目は、1年目からみたら「経験を積んだひと」にみえるかもしれないが、3年目からみるとやはり「研修医」でしかない。2年目後半になっても、やはりわからないことを(最低限自分で調べた上で)訊くのは大事なことだ。そしてそれは、3年目以降もおそらくかわらない(年数が上がると、蓄積されているべき知識も情報の検索能力も上昇が見込まれるので、訊きづらくなるのは確か)。

 

  • 進む科が決まっているのなら、さっさと勉強してしまおう

これも当然ではあるのですが、どうせやるなら、早い方がいい。ガイドラインなどの書籍も充実しているので、いくらでも方法はある。研修医は初めてづくしで、目の前のローテ科の勉強に追われがちではありますが、3年目以降への助走として、その科の基本的な知識(基本的な薬の使い方や検査所見の解釈、疾患や病態の知識など)は積み重ねて損はない。

 自分もそう考えて少しずつ本を読んでいたつもりでしたが、残念ながら現場志向の勉強にはなっていなかったな…と思います。