夜ふかし録

夜は楽しいけど眠るための時間です

祖母退院

足を骨折して2ヶ月ほど入院していた祖母が無事退院した。

足の骨折は2度目で、高齢でもあるし、また歩けるようになるか心配だった。寝たきりになってしまうと、身体機能にとどまらず心身両面に影響が大きいので、歩けるかどうか、というのはとても重要な事です。

 

幸い祖母は歩けます。以前のようにとはいかないが、なんとか歩くことはでき、また本人も元気で、減らず口まで叩けて、祖母らしさは健在です。

ちなみに祖母祖父の夫婦は仲が良く、僕にとってはひとつのお手本のような夫婦です。

 

ところで、その人らしさがしっかりとあるということは幸せなことです。

医師や看護師として関わる患者さんというのは、高齢になってからはじめ会う人がほとんどであり、本来の個性というものを知らずに診療看護にあたることが多いのではないでしょうか。(その場合はご家族や知人に訊くのがよいと思います)

僕などはまだ医師になって日の浅い人間ですが、実習で関わった経験もあわせると、自分が関わっているこの患者さんはいつからこうなのだろうか、ずっと前からこうなのだろうか、実は家族から見たらずいぶん昔と違ってしまっているのではないだろうか、と思うことが何度もあります。たとえその人が元気であっても、キャラクターが以前と変わっていることはあり得ることです。

 

それが直接医学的な何かと結びつくこともあれば、結びつかないこともあると思います。

ただヒトとして、もしそうやって老境になってその人らしさを喪ってしまうことがままあるとすれば、それは何とも遣る瀬無いことだと思うのです。

ある面では、本人が亡くなってしまうことよりも悲しいことかもしれません。

 

医療関係者としては、どのような患者さんに対しても尊厳をもって接することが、当然だけれどとても重要な事だと思います。