夜ふかし録

クラリネットの条件検討

秋休み

今も試験期間ではあるのだが、実質秋休みのようなもので、連休は大阪と京都で過ごし、帰沢してからも美術館や喫茶店でゆるゆるゆると過ごしている。
9,10月で24個の試験をやっつけてきたけれど、気がつけば頭のどこかが凝り固まっていた。これは仕方ないところもある。求められる知識の範囲は広いし、問題のきき方もそれなりに意地悪なので、少し視野狭窄にでもならないとやっていけないところがある。周りをみてもそんななので、凝ってることにも気づきづらい。

時々こうやって「医学部ワールド」の外にいる友人たちに会うことも大切…というか、どこかで感覚を保っておかないと、ヘンな医者になってしまう気もする。

見たものについて少しずつ。


  • 梅田
梅田は言わずもがなの大都市で、歩いていると新宿や渋谷に近い感覚。なのに、そこにいる人たちは新宿や渋谷にいる人たちとは全然違うから、なんとなくパラレルワールドにいるような気持ちになる。
男性は若々しくおしゃれだけど基調に男らしさがあり、女性には独特の強さと美しさを感じる。東京は総じてもっさりしている、と言われる意味が少しだけわかった…

金閣に限らず京都にはIngressのPortalが溢れていて、とても捗った

  • ガウディ展
最終日に観覧。これは観るべき。
ガウディの建築なんて小さい頃に教育番組で見た知識しかないけど、あんなに独創的なのに毒々しくないのは不思議なバランスだと思う。あのかたちに辿り着く過程には偏執的なものがあるのだろうけれど、その結果には愛嬌すら感じました。


堺雅人の文体にはなにか師匠に近いものを感じる。することに無駄な力みがなく見え、かつ躊躇なく物事を掘削していくパワーがあるのだろう。目指してなれるものではなさそうだが自分はそのような知性にとても憧れる。