夜ふかし録

クラリネットの条件検討

練習メモ(1)

自分向け覚え書き。no evidence basedですので参考程度に。
ただし、レッスンで得た知識もちりばめられてはいます。


1.(バスクラ)シャリュモー音域で音が裏返りやすいときはお腹の支えが不全である場合が多い。
または、下唇を薄く保てていない/リードから離れすぎていることもある。

→支えは、吹く前にかならず口を開けてブレスを取るよう意識すると結果的に支えを得られるはず。
下唇などアンブシュアの問題は、「マウスピースは縦に長いものと思って」アンブシュアをつくると程よいバランスになることが多い。


2.バスクラに限らず、発音時のトラブルの根っこは支え(=息の圧力)にある場合が多い。

→発音に適した/必要な圧がお腹の支えによって得られていない結果として、1次以上低い/高い倍音が鳴ったり、代償的に胸や唇で息の通路を狭くして圧を稼ごうとすることで音色が貧しく細くなったりする。
このように唇をしめたりマウスピースを噛むような力がかかるときには、リードが押さえつけられるために振動しにくくなり、結果的に発音しづらい状況となって、速いタンギングやソフトなアタックでの発音はますます難しくなることがある。
まずはしっかり口を開けて(大きく開けなくても良い)深くブレスをとり、おなかを楽器へと息を送る「ふいご」のようなイメージで使う意識が重要になる。

ex.  Tchaikovsky Symphony No.6 -1st mov.に登場する、アルティッシモのEを16分音符で連続してタンギングする箇所は、噛んで圧力を稼いでいる奏法ではとても演奏できない。