鉛筆を書く道具として見たときと描く道具としてみたときでは引き出せる線は違うでしょ。
B40Lyreをつかって、「暗い音」が出ているときの感覚に触れた。
その感覚はB40Lyreを使うときにしか生まれないものではなく、B40を使うときにも成分として意識できる。
リードによってその性格を引き出しやすいものがあるみたいだ。
それは世評通り、V.12やThick Blankなどハートが厚くてダークな音が出ると言われているもの(つまりメーカーのアナウンス通り)なのだが…
ところで音色づくりや効率は目的を果たすための中継地点でしかなくて目的そのものではない。
効率がよければ同じ息でもより豊かな振れ幅をつくれるだろうし、音色は説得力を増すことができる。
それらをどう運用してどのような演奏をするかが問題です。