夜ふかし録

クラリネットの条件検討

あたらしい季節・内科学・福井

滞りがち。短報的にいくつかだけ書いてみることにする。

(1)春から夏へ
春っていったいなんだったんだろうってくらい、寒い春で気がつけば初夏です。
すでにすこしムワッとする湿度だけど、車からみえる緑は小気味よくてあかるい気分にさせてくれる。
まだ新しい墓石は痛々しく目に映る。刻まれた二十一才という文字は墓石がふるくなっても痛々しいかもしれないが、それは疎ましがるべきことではないとも思う。

(2)内科学の印象
ぼくが回っているのは循環器、消化器、血液内科。
内科は臨床医学の基礎。全人的医療とかいう言葉がありますが、それを体現しているのは内科ではないか(ちーん)。
患者さんというのはお年寄りが多いですし、そうではなくても重い病気を持つ人は他にも問題を抱えていることが少なくありません。そういった色んな糸が絡み合ったような問題をできるだけ少ない数の糸に解きほぐして、患者さんの生を楽にしてあげる、そういう全身の管理が内科の仕事の大事な一面なんじゃないかと思うようになった。
裏を返せば、すべての問題を帳消しにしてあげられるケースが少ない、というのをなんとなく実感したということでもあります。
切ないですね。医者になるからにはできれば病気を完全に治してあげたいと思うじゃないですか。もちろんそんなことはできない。

(3)都響が福井に
都響、Tokyo Metropolitan Symphony Orchestraが福井公演を行うっていうのでわざわざ行きました福井に。行ってよかった。インバルがチャイコフスキーに見た感受性には共感します。もちろんオーケストラは期待を裏切らない出来。すばらしかった。
シバザクラ