夜ふかし録

クラリネットの条件検討

ブルッフ

8つの小品Acht Stuckeという連作を練習している。

ブルッフの曲は初めてだけど、8つある小曲はどれも個性を持っていて、あまり有名ではないけど魅力をもっている。

ロマンティックな楽想が全体を覆っていて、その雰囲気を表現できるかがひとつ鍵になる。
ロマンティックなメロディを演奏するときは、本人がメロメロではただの酩酊運転になって、聴く側には整理されて聴こえないものだ。

管楽器の場合はブレスが制約になり、息が苦しくてメロメロということもある。
だが、音楽にはそもそも呼吸の要素が不可欠で、ブレスに問題があるということは技術にとどまらず音楽的にも何か無理があるとか、横着をしている場合が多いのではないかな。(経験者談)