夜ふかし録

クラリネットの条件検討

Tchaikovsky Symphony Nr.6 B moll

悲愴というタイトルがついている。このタイトルについてもいろいろギロンがあるようだ。

チャイコフスキーの交響曲は非常に疲れる。タフ。
5番を演奏したときは、とてもやり甲斐がありロマン派冥利につきると思った一方、本番直後はもう2度とやりたくないとさえ思いました…そのころの吹き方に無駄がとても多かったせいもあるが…
特に何が疲れるかというと、低音域の強奏が多いこと、次から次へと場面が入れ替わること、そのたびにespressivoなメロディを受け持つこと。一難去ってまた一難が毎ページ繰り返される。一つ一つが絶品なのでとても充実感があるのだけど、変に力んでしまうと聴いている方にはイマイチ面白くなかったりするのが常なので、効率良くエッセンスを伝えていかなければ総花的な演奏になってしまうと思われる。

区立図書館にたくさんの音源があったので、片っ端から聴いている年末。