夜ふかし録

クラリネットの条件検討

何をやってもダメなとき

たまにある。数年に一度くらい。程度の差をあまく評価すれば年に一回くらい。
でも今年は厄年でもないのに、本厄級にダメである。ダメという表現では軽すぎる。



逃げ場がないような感じがする。どこにいっても救われない。
たぶんきっとそういう時期なんだろうと思う。時期をやりすごせばまた晴れの日がやってくるかもしれない。終わらないトンネル、明けない夜、止まない雨は、ないはずだから。


でもこういうときは神様に恨み言のひとつでも言ってやりたくなる。ちょっとひどすぎやしませんか。


昔好きで、今となっては好きとは言えない村上春樹の作品だけど、「ダンス・ダンス・ダンス」の主人公の台詞に印象的なものがある。「それでもうまく踊るしかない。ステップを外さないように、誰かの足を踏まないように、与えられた状況でいちばんうまく踊るしかない」というようなものだったはず。
それしかないとは思うけど、疲れ果てて倒れる前に誰かに拍手してもらいたいな、と思ってもいけないんだろうか。