夜ふかし録

クラリネットの条件検討

練習メモ

久しぶりにB40

久しぶりにB40とバンドレントラディショナル3番の組み合わせ。 B40ライヤーでつかんだ発音時の圧の感覚をB40でも捉えるよう心がけて、無駄な・過剰な圧力をかけないように。コンパクトに吹ければ、B40は吹いていて気持ちいいマウスピースである。 レゼルヴ(…

リガチャーを変える

12月の日記に、久しぶりにToscaを吹いたら音がびりびりする、と書いた。 このときのリガチャーはバンドレンオプティマムだった。けっこうずっしりと重い金属製のリガチャーだ。 ふだん使っているのはビュッフェクランポンの純正リガチャーで、金属製だが薄く…

調律されている私自身の記録

このブログでは、おもにクラリネットのことをつらつらと書き連ねている。 内容はもっぱら私の関心の照らすことにばかり向いていて、似たようなことを繰り返し書いている。自分で読んでも、その繰り返しぶりにあきれるほどだ。 しかも、音楽をするために楽器…

2024年初練習

初練習はToscaのA管、B40、バンドレンTrad 3番で。 このところ、発音に気を付けている。息の圧、下唇(下顎)の圧が強すぎると、発音が汚くなったり、発音が妨げられたりする。自分はこれをやりがちで、これをやっていると多分リードの寿命も短くなる。本来、…

Toscaはgentleに。

久しぶりにToscaで練習してみた。マウスピースはB40、リードはTraditionalの3番。 気をつけていたにもかかわらず、ビリビリするような(ビービーともいう)すごい音が出てしまい、吹きすぎか、、、と思う。 Toscaは下手くそが吹くと下手な音が飛んでしまうとい…

リードの強さと音の変化に関するメモ

3番のリードを使っていてやや物足りない、音が薄いなと思ったので3.5番にしてみたら、音の強さは強くなり響きも増えた気がするが音色そのものはそんなに変わっていないかもな、、、と思った 硬めのリードをしっかり鳴らすときに特有の、強めの響き感というの…

仕掛けの定石

自分自身の認識のメモとして。 (1) 5RVライヤー × バンドレンTraditional とてもメジャーな組み合わせで、楽器を初めて持つ初心者にも勧められるし、一方で最前線のプロも愛用する、定番かつ奥の深い仕掛け。つややかな、フォーカスされた音をつくりやすいと…

ヴァイオリンに書かれた曲をクラリネットで演奏する (1)

お祝いの席などで演奏することがたまにある。 管楽器でありがちなのはジブリやディズニーの編曲もので、親しみやすくてウケも悪くない。 ただ演奏者としてはまたか…という気持ちもある。マンネリなのだ。 自分に関していえば、中学2-3年生の頃、新入生の勧誘…

RCとM15

前回の話のつづき。 RCとclose tip opening M15(openingが狭くlong facing)とRCの相性が良い。息がマウスピースのところで集まってから楽器に入っていくようなイメージ。 R13では、楽器自体の内径が細いため、息がマウスピースのあと、楽器のなかで集合する…

秋の訪れと月日の進み

立秋以降 やっと、やっと熱と紫外線の季節が過ぎ去った!!! つらかった。リードも難しくなるし、体はおもりをつけて生きているようだったし、高温多湿で良いことは何もない。 毎年夏をやり過ごすのに必死なので、ここ数年は自己流の乗り切り方を編み出しつ…

夏も盛りを過ぎて

7月の狂ったようにぎらついた太陽光線も少しはやわらかくなったように思う。 暑い盛りは体力もへばりがち、気圧や湿度や気温でリードのコンディションもやや難しくなりがちだったが、今日は落ち着いた調子だった。楽器に限らずパフォーマンスにはいろいろな…

響きについてのメモ

言葉づかい 響きが多い/少ない、よく響く音/響かない音、倍音が多い/少ない……という表現をよく目にする。 まず"響き"や"倍音"が何を指している言葉なのか、はっきりしない場合が少なくないと思う。 プロの音楽家同士であればほぼ同じ理解を共有しているのか…

うまく入れなかったSoloをなんとかした話

「大仏と鹿」という曲は中間部にクラリネットsoloがある。譜面上、ものすごく難しいわけではないのだが合奏でうまく入れない・吹けないことが本番直前まで続き、焦ったのだが、本番ではなんとか譜面どおり(?)吹けたと思う。 なぜ入れない・吹けないのかを本…

Toscaの初陣

久しぶりにホールで演奏する機会がありました。 3年ぶりの吹奏楽で、ふだんひとりでせまい部屋でする練習とは音量も演奏内容も何もかも違うので大変でしたが、ホールでの演奏に耐えるリードの選び方や吹奏楽での演奏のコツなど、フィードバックもありました。…

続・リードは湿らせたほうが良さそう

前回の続き。 この記事気温と湿度、気圧がリードに与える影響について気温と湿度、気圧がリードに与える影響についてをみつけたので、参考にしました。 なるほど。 夏は高温多湿(梅雨はさらに低気圧) 冬は低温乾燥(関東は高気圧が多い) 湿度だけでなく気圧も…

リードはよく湿らせた方がよさそう

前々回の記事とほぼ同じことですが。 (関東の)冬であり、かつ練習頻度が低いので、吹く前にかなりしっかりリードを湿らせないと、リードがポテンシャルを発揮できないということを実感しました。 もう、1分くらい口にくわえてたほうがよさそう。 なぜか、レ…

開けたてリードとの対話

あまり練習はできていません。 12月に開けたレゼルヴクラシック3.5番と、新たに開けたV.12 31/2番を、月曜日に水につけて(2分)、1日開けて今日ひととおり吹いてみる。 レゼルヴクラシックは12月に開けた直後にも水につけているが、季節的に乾燥するからなの…

開けたてリードとの対話

あまり練習はできていません。 12月に開けたレゼルヴクラシック3.5番と、新たに開けたV.12 31/2番を、月曜日に水につけて(2分)、1日開けて今日ひととおり吹いてみる。 レゼルヴクラシックは12月に開けた直後にも水につけているが、季節的に乾燥するからなの…

2022年10月のリード(レゼルヴスタンダードその後)

レゼルヴスタンダードを使い始めて1ヶ月強。 最初の2回ほどは開けたての不安定さを感じたが、その後は安定し、10枚中5-6枚は練習に使えている。 レゼルヴスタンダードを使い始めるとほぼ同時に、楽器の構え方を少し変えた。今までより楽器をタテにする感覚で…

2022年9月のリード

今年前半は5RVライヤーに注目していたので、自然とリードは青箱31/2にきまった。 湿度の影響かマウスピースの経年劣化か、7月ごろに5RVライヤーに合うリードがめっきり少なくなってしまったので、それからはB40を使っている。リードは軽めにして、以前から使…

ルピックのベストマッチ

ルピック(56 rue lepic)というリードを私は長年苦手としていたが、今夏気づいたのは B40Lyreとよくマッチする ということ。 B40とルピックの組み合わせだと、音自体が妙に細身になる印象で、なんとなくバランスの悪さを感じていた。(M15にルピックの3.5+は悪…

ToscaとAntonio Sanchez

Tosca Toscaをお借りしている。 グリーンラインの楽器ということもあり、自分のPrestige/RCのABセットとはだいぶ印象が変わる。明らかな長所は、評判どおりのダイナミクスレンジの広さと、レガートのつながりやすさだと感じた。 Prestigeに比べて、発音時の…

リードのゆがみ

一見、特に問題のないリード。 先端(ティップ)をよくみると、波打ったようにゆがんでいる。 裏からみるとこのように。 良いリードでも、このように先端がゆがむと、息に対する反応がまったく変わってしまう。 湿らせて、平らなガラスの板(リードケースの板な…

A管の話

吹奏楽ではクラリネットといえばほぼB管だが、オーケストラではA管とB管を持ち替えて使う。 A管はB管よりやや(数cm)長く、音色はやや落ち着いた印象になる。この変化は文章で伝えづらいが、長さの変化が数cmのわりに、感覚的には意外とバスクラっぽさが強く…

リード選び

発音しやすいものを選びましょう スタッカートがしやすいものを選びましょう 音量の変化がつけやすいものを選びましょう 音色の気に入るものを選びましょう 一般的に言われている「リードを選び方」は、以上のようなものだと思う。 リードの種類は銘柄と、同…

良し悪しの見分け

リードやマウスピース、楽器のことをつらつらと書いている。楽器は、何かとモノで悩むことが多い。管楽器雑誌でプロのどなたかが、「我々は自分にとってちょうどいい抵抗を求めているんです」と言っていて、なるほどと思った。 リード、マウスピース、楽器。…

音をあらわす言葉づかい(2)

以前の記事の続きです。 私の疑問は、「まるい音」とか「太い音」というのがどういうことなのか?それをある程度客観的に評価する方法はないのか?ということ。 客観的に評価するための、現時点でもっとも手軽で強力なのは練習を録音することでしょう。自分…

ダダリオのリード

クラリネットのリードはバンドレン社がとても有名だが、同じくらい有力なのはダダリオウッドウィンズというブランドだ。むかしはRICOという名前だった。 数年前にダダリオ社が買収したようで、その後は現在のブランド名になった。 www.daddariowoodwinds.jp …

音をあらわす言葉づかい(1)

物事の上達には客観的な視点が必要不可欠です。自分のアウトプットを振り返り、理想と現実の違いがどこにあるのか?何を変えれば理想に近づけるのか?など、楽器に限らず必要なプロセスです。 定量的な評価がカンタンなもの—テストの点とか、短距離走のタイ…

理想の吹奏感

前稿ではリードのお話。 このエントリーでは、楽器そのものに関する疑問と考えをメモしておく。 私はBuffet CramponのRC prestigeという楽器を使っていて、もう11年経つ。その前は学校備品のRCだった。ということは15年以上、RC系統の楽器を吹いている。 ほ…