夜ふかし録

クラリネットの条件検討

日記

年末年始休み

年末年始休みが好きだ。 多分、ハロウィンからクリスマスまでの高揚感がいったん弛緩しながらも、大晦日から元日へのゆるやかな盛り上がりへと軟着陸していくのがよいのだろう。 クリスマスは街中がキラキラしてきれいだけどもつかれるんだよね。 大晦日は仕…

ヤノフスキの第九

2015年に金沢から東京に帰ってきて以来、年末の第九公演は何かしら聴きにいっている。 今まで印象に残っているのはインバルと都響の第九だった。期待どおりアクが強くて、随所にデフォルメが効いており、耽美的な造形だったように記憶している(三楽章の後半…

死別から6年目

「あの日」から5年間が経ったということ。「あの日」というような書き方をすること自体、当初の自分にはとても抵抗があったのではないだろうか。「あの」なんて、距離をおいてみることなんてできない。距離をおいたら、彼女がもういないことを認めてしまうこ…

首席奏者のマウスピース遍歴

池袋の淳久堂書店に行ってみたら、パイパーズの記事が目を引いた。「三界秀実のマウスピース遍歴」 三界秀実さんは東京都交響楽団の首席奏者で、仕掛けにすごく凝っていることは比較的有名だと思う。楽器は長いことSelmerだったはずだけど、最近のSelmerのカ…

きれいな思い出

秋冬になると体調が楽になる。やっぱり夏は生きているだけで疲れると思う。 10月に入って少しした頃に気温が下がって、その途端身体がなんとなく軽くなったようだった。夏をよく頑張ったと自分を褒めてやりたいくらいだ。ひと仕事だ。 11月にもなると、午後…

今年の夏は比較的涼しく始まったおかげか、大きく体調を崩さずに済みそうだ。 去年はアウェーな部署をローテートしていたこともあって、仕事もそこそこに日中からくたびれて大変だった。社会人1年目で、働くことにもまだ慣れていなかったのもある。 2年目に…

携帯電話

下書きをみていたら2018年のものと思われる日記をみつけた。たった4年前だけどすでにタイムラグを強く感じたのでそのまま公開してみる ------------------------------- iPhone6s 5cが故障し(通信速度が異常に遅くなり、そのせいか時刻が合わなくなって使い…

デュリュフレ

東京・春・音楽祭の最終公演を東京文化会館で聴いてきました。(余談ですが、ほぼベッドフリーの科をローテート中なので、こういったことが可能です。やはり、休日であっても呼ばれる可能性がある科では、ゆっくり演奏会を聴きにいったとしても、どこかで後ろ…

煙に巻く作風

3月最後の週は、仕事をはやく終わらせて演奏会へ。 東京都交響楽団/インバル ショスタコーヴィチの交響曲第15番 この組み合わせのショスタコーヴィチ演奏に出会ったのは2012年3月の4番で、自分にとっては都響との最初の出会いでもありました。東京文化会館の…

MIDORI

五嶋みどりは弾き姿も音色も節回しもすべて、完璧に近いと思った。おすすめは、チャイコフスキー、ショスタコーヴィチの1番と、バルトークの2番。

久しぶりに真面目に楽器を吹いた

2016年に入ってからは勤務のスケジュールの都合もあって全く楽器を吹けていませんでしたが、2/13,20,21と、練習できるだけの余裕があったので、それぞれ1〜2時間程度リハビリしてみました。マニュアルづくり今思えば、2014〜2015年に自分が行っていた作業(そ…

失せもの出にくし/一寸先は闇

ボールペン(など)を失くした定位置に置いたはずなのに、研修が始まってから愛用していたボールペンを失くしてしまった。同じ日に、貰い物の耳あてもなくしている。自己管理が不行き届きだってことに加えて、失くしたことそのものにも少なからずテンションが…

2016

新しい年というと、なんとなく新しい気分になって変わるんじゃないかって期待が生まれてきますね。実際は、昨日と明日に挟まれた今日という意味ではどの日も変わりなく巡ってきているので、一年とかそんな区切りに意味はないよ、なんて言うこともできるかと…

Mahler 3

マーラーとの出会いは中学生の頃、バーンスタインとニューヨーク・フィルの録音だった。大学1年の時には交響曲第1番の4thクラリネットを受け持って、ソロを吹かせてもらったりした。極彩色の管弦楽で、箱庭(といっても、巨大な箱庭だが)を思わせる作風のイン…

冬支度

東京の冬は北陸よりは暖かいと思いますが、それなりの寒さになります。風が強く、体感気温は北陸に匹敵するかも?そして湿度が低いため、唇カピカピ、あかぎれザラザラです。初期研修も半年…いや、7か月が過ぎました。ようやく慣れて周りが見えるようになっ…

聞き疲れ

ひとのお話を聞くのは少しだけ疲れます。じわじわと疲れがたまるので最初はなかなか気づきづらいかもしれないけど、受け取った分を圧縮するなり吐き出すなりしないと、気がついた時にはけっこう疲れてしまいます。音楽って、あるいはそのはけ口のひとつかも…

グレイト

連休は大阪で過ごしました。月曜日は日当直なので、土曜日夜からの丸一日しか居られませんでしたが、シンフォニーホールで今年2回目のグレイトを聴きました。京都市交響楽団、指揮は広上淳一。この曲はほんとうに幸せな曲だと思います。チャイコフスキーなど…

携帯電話が不調

約2年前から使っているiPhone5cが不調。時刻がとにかくズレてくるため、目覚まし時計として使えないし、Wi-Fiも接続してしばらくすると勝手に切断してしまう… これでは使い物になりません。(ネットに転がっている復旧法をいくつか試したものの、僕のケースで…

東京の地理

千代田区中央区あたりでは地理的にも情報の密度が高く、山手線の同心円を遠くへいくほど地理的な空白が生まれていくように感じる。東京だってマチだけでなく、ムラもある。

ノットのベートーヴェン5番

少し前の話ですが、ジョナサン・ノットと東響の組み合わせでベートーヴェン5番を聴いてきました。(基本的に休みが少ない研修生活ですが、7月はラッキーなことに、当直明けは帰らせてもらえる科をローテート中)ノットは少なくとも東京では話題の指揮者でしょ…

V21の感想(追記の続き)

都内に移って、湿度も標高も変化があったはず。 金沢でちょうど良い硬さで、謝恩会でも追いコンでも活躍してもらったV.12の3半が、うす〜く感じます。あちらのほうが湿度が高いから?標高も少し高い? そんな環境の変化の影響もあるかもしれませんが、V21の…

街を巡りながら

次なる本拠地は都内ですが、実家からは少し離れて、行動圏も今までのものとは変わりそう。 ある程度勝手を掴んでおきたいので、買い物ついでに、行動圏に入る(かもしれない)いくつかの街を探索。その成果はまた改めて記したいと思いますが、ぶらぶらしなが…

合格・卒業・別れ

(1)国家試験 無事合格。 いよいよ社会に出ることを余儀なくされるというわけ。 (2)卒業 無事卒業。 国家試験の受験が2月7,8,9日で、合格発表が3月18日、大学の卒業式がその数日後。 受験から発表までのあいだはあまり卒業のことを意識しませんでしたが、合格…

Gounod

グノー「小交響曲 Petite Symphonie」という曲があります。 木管九重奏という少し変わった編成(木管五重奏x2ひくフルート1)の曲ですが、人数がいる分、木5よりも簡単に(?)厚い響きを出すことができて、木管アンサンブルならではの軽快さもあり、初体験…

V21追記

吹き心地はルピック56らしさが強く、音にはV.12らしさを強く感じる。抵抗が大きいような気が…僕の買った箱の問題だと思うけど、全体として若木っぽい(乾燥しきっていない感じ)のリードが多くて、ちょっとまだよくわからないな、と判断は保留。使い古しのV.12…

二年付き合っていたけれど、その間何かを買って欲しいと言ったことのほとんどなかった彼女が、「揃いの指輪がほしい」と僕に言った時は、うれしかった。

新製品

やっぱり気になって、手に入れてしまった。 Vandoren V21 今は5RVライヤーをメインに使っているので、ちょうど良さそうな3.5番を買ってみた。 いつもどおりに下準備(開封後、コップに汲んだ水に濡らす)をして、 試奏。 … 第一印象は「銀箱じゃない?」 も…

オケ映画の演技

公開中の「マエストロ」という映画を観ました。松坂桃李演じるコンマスが、西田敏行演じる訳あり凄腕指揮者に翻弄されつつオーケストラのなかで、云々、というお話です。なかなか面白かったです。観ていていくつか思ったこと…ドヤ感の表現のだめでの玉木宏に…

お湯につかって思い出すこと

最後の模試も終わり、国家試験の勉強もいよいよ最終盤戦。正月明けから入れ始めた知識が半減期を過ぎて抜け始めました……模試の時に解けたのに今は迷う問題があったり、いかに安定した知識を保つかが課題だなと思う日々ですが温泉に行ってきました。スーパー…

2014/2015

年が明けました。 昨年は勉強も実習もやることが多く、その合間にちょっとだけ楽器を吹いたりして、充実していたと思います。地味に演奏会や映画にも沢山、出かけました。 がんばっただけに、結果的にツライ現実と直面したのも2014年という年でした。。自分…