夜ふかし録

クラリネットの条件検討

日記

オリンピック雑感

よい点 選手たちが晴れ舞台で力を出しきるさまは応援したくなる。 テレビで多くの試合をみることができるのも、よいこと それ以外 IOC(国際オリンピック組織委員会)は不遜な組織なのではないか、と感じた 開催国は多額の費用を負担するが、果たしてそれに見…

10年の変化と死別の影響

2011年。震災があり津波があった。 2012年。死別があり大きなショックを受けた。 2012年以降、5年以上にわたり、死別は尾を曳いた。 自身の感覚として、2012年からの数年間、頭の回転が遅くなり、それまでできていたことの一部でよく失敗するようになったと…

リードのゆがみ

一見、特に問題のないリード。 先端(ティップ)をよくみると、波打ったようにゆがんでいる。 裏からみるとこのように。 良いリードでも、このように先端がゆがむと、息に対する反応がまったく変わってしまう。 湿らせて、平らなガラスの板(リードケースの板な…

引っ越し

2年ぶりの引っ越し。 都内から転出したこともあり、部屋は広くなったがお家賃は安くなって、職場へのアクセスはさほど下がっていないから、満足の引っ越しといえる。 引っ越しのときは毎回、こんなに本があっても引越しのとき大変なだけだから捨てよう/新し…

Quarantine 6/乱世

去年の時点で、すでに乱世だなぁと感じていたけど、2021年も最初からかっ飛ばしている。 コロナ感染拡大の悪化、緊急事態宣言、アメリカ議会暴動。 隔離中だが、今のところ体調に変化はない。 新型コロナウイルス感染症は、「手引き」によると、曝露から発症…

Quarantine 3

自己隔離3日目。 隔離とはいっても、一般的な基準の濃厚接触者になったわけではないので、自己満足的な意味合いが強い。症状もない。だが、しばらく家に帰らないと決めた。 今日は、大学の教養部で選択した「ビザンツの国家と社会」という講義のテキストを読…

新型コロナウイルスへの恨み言

新型コロナウイルス。今年の初頭には2019 novel coronavirus(2019-nCoV)と呼ばれ、のちにSARS-CoV-2と改められた。Covid-19はSARS-CoV-2に感染して起こる病気の名前だ。 今年2020年は言うまでもなくコイツのせいで、世界中めちゃくちゃである。国から個人ま…

A管の話

吹奏楽ではクラリネットといえばほぼB管だが、オーケストラではA管とB管を持ち替えて使う。 A管はB管よりやや(数cm)長く、音色はやや落ち着いた印象になる。この変化は文章で伝えづらいが、長さの変化が数cmのわりに、感覚的には意外とバスクラっぽさが強く…

ギター初心者日記(1)

stay homeを契機に始めた、guitar。 ヤフオクでサイレントのクラシックギターを入手して、自分なりのメンテナンスをして、3ヶ月くらいいじったあと、ギター教室に通い始めた。 教材はカルカッシの教則本。音階はまだなんとかなるけど、練習に時間がかかるの…

走りながら修理する車

休みをとって以降、徐々に仕事が忙しくなってきた。 他方では来年度に向けて引っ越しの準備を進めなければならない。引っ越しはそれなりにお金がかかるイベントだし、住処をうつすというのは決心が要る。そんなこんなで、生活の動きがあるなかで仕事も忙しく…

心のリハビリ(5)

過去の自分の書きさしで、これはこの時期にしか書けない心象だった。 パブリックな価値はまったくないのだが、ブログに残しておく。 それに、自分と同様、死別を経験した人には、もしかしたら何かの役に立つのかもしれない。 実際、自分が彼女との死別後に打…

良し悪しの見分け

リードやマウスピース、楽器のことをつらつらと書いている。楽器は、何かとモノで悩むことが多い。管楽器雑誌でプロのどなたかが、「我々は自分にとってちょうどいい抵抗を求めているんです」と言っていて、なるほどと思った。 リード、マウスピース、楽器。…

眠いけどよく眠れる季節

「眠れる」は、ら抜き言葉じゃないよね? 涼しくなり、むしろ朝なんか寒くなって、早くも布団から抜け出しづらい日々である。 とにかく夏はすべてが不調な自分からすると、睡眠の質も向上している気がしてならない。朝目が覚めてまだ眠いけど、熟睡できた実…

ノーラン作品の愉しみ

"TENET"が公開され、私のスケジュールも空いたので観に行ってきた。 wwws.warnerbros.co.jp シナリオや設定の考察はそういうのが得意な方がすでに色々な記事をつくってくれている。 個人的な感想は以下の通り。 "インセプション""インターステラー"以来のSF…

理想の吹奏感

前稿ではリードのお話。 このエントリーでは、楽器そのものに関する疑問と考えをメモしておく。 私はBuffet CramponのRC prestigeという楽器を使っていて、もう11年経つ。その前は学校備品のRCだった。ということは15年以上、RC系統の楽器を吹いている。 ほ…

首相の辞任

総理大臣が辞任するというのは、ちょっと前までは「頻繁にあること」の感覚だったが、今回は7年8ヶ月ぶりということで、やや新鮮みを感じる。 辞める総理大臣は、前回辞めるときと同じく体調が理由とのこと。個人的に好きな政治家ではないが、選挙に負けたわ…

Tommy Emmanuelの逸話

Tommy Emmanuelというのは、スチール弦ギターの名手で現役奏者のトップランナーといわれる一人だそうだ。(まだギターのことはよくわからないが、初心者の私でもその名前を知ることになるくらい有名なのでしょう) そのTommy Emmanuelの発言とされるもので、興…

サイレントギター

コロナウイルス流行で、2020年の日本はStay homeの機運が高い。特に5月頃(緊急事態宣言下)は外出自粛の緊張感が強かった。 マンションに住んでいてクラリネットは練習しづらく、カラオケ店やスタジオにも行きづらいとなると、クラリネットの練習をする場所が…

控えめにいって混乱

東京オリンピック楽しみだねーとかいっていた頃の2020年が懐かしいですね。 1月のイラン要人殺害からすでにその気配があったけど、コロナウイルスの流行、米中対立、中国のあらゆる方向への攻撃的な方針、各国内政のドタバタ。控えめにいって2020年は混乱の…

iPhoneボイスメモのiTunes Music Library同期

学生時代からiPhoneのボイスメモappで練習の録音をしてフィードバックにつかっている。 iTunes music library登場以前は、iPod classicと有線同期したりして、特に問題はなかったのだが、iTunes music library登場以後、ほかの音楽ファイルが自動的に同期さ…

リードのかび—日本の夏

私は新品のリードをならすのに、しばらく水につけてから乾かすというのをやる。 リードの調子を一定に保つためには、食品保存用のフリーザーパックが有用といわれていて、実際私はそれでリードの寿命が延びたと感じている。 この工夫の組み合わせの注意は、…

最近読んだ本

この記事は数年前に下書きして、放置してあったものにごく短く書き足したものです。 自閉症スペクトラムの精神病理: 星をつぐ人たちのために 出版社/メーカー: 医学書院 発売日: 2015/11/24 内海健著。 精神科がらみの書籍を読むのは趣味であり、精神疾患の…

2020年6月

今年は少し変わっていると思うのは、ふだんなら4月に年度が変わるところからのテンションがいわゆる5月病といわれるような反動の疲れをつくるのに対して、コロナウイルス騒ぎの影響で年度替わりという節目の意味合いはあまり強くなく、緊急事態宣言の解除に…

頸、肩、背中、腰

年ってやつなのか…頸とか背中が痛みます。 デスクワークの宿命なのか。 もともと、肩に力が入りやすい自覚はあって、そのクセの影響もあるでしょう。 いわゆる腰痛は医学的にはnon-specific low back painというもので、筋肉の痛みだろうと言われています。…

気が滅入るでしょう。

コロナコロナで気が滅入るのもしょうがないですね、これでは…

あけまして’20

結婚し、三十路にもなり、元号も変わってと、自分の目線からみると非常に目まぐるしく色々なことが起こっている。 世間的には、日本社会が貧相になっているとか(それは実感あり)、格差社会が広がっているとか(実感はしないがそんな雰囲気は感じる)、政府が傲…

令和の疲れ

①令和の疲れは平成からの続きです。 夜はしっかり眠り昼は一生懸命働くことが肝要かと考えます。 ②サカナクション 834.194というニューアルバムが発売された。 サカナクションは大学時代(2009-2015)に知り、そこまで熱心なファンでもないけど、たとえば”Docu…

国の試練

今に始まった話ではないけれど、私が住む国=日本をとりまく環境は厳しくなる一方だと感じる。 かつて―1980〜2000年代初頭までと、現在=2019年とでは、地理的に近い国々やアメリカ・旧西側ヨーロッパの国々と日本との相対的な余裕の多寡は逆転しているよう…

年末年始休み

年末年始休みが好きだ。 多分、ハロウィンからクリスマスまでの高揚感がいったん弛緩しながらも、大晦日から元日へのゆるやかな盛り上がりへと軟着陸していくのがよいのだろう。 クリスマスは街中がキラキラしてきれいだけどもつかれるんだよね。 大晦日は仕…

ヤノフスキの第九

2015年に金沢から東京に帰ってきて以来、年末の第九公演は何かしら聴きにいっている。 今まで印象に残っているのはインバルと都響の第九だった。期待どおりアクが強くて、随所にデフォルメが効いており、耽美的な造形だったように記憶している(三楽章の後半…